強力DeNA打線はどこへ?ベイスターズ、波に乗り切れていない野手6人。後半戦での巻き返しは?
2025/07/29 NEW
産経新聞社
山本祐大
投打:右投右打
身長/体重:180cm/87kg
生年月日:1998年9月11日
経歴:京都翔英高 – BC・滋賀
ドラフト:2017年ドラフト9位
昨季に大きく飛躍した山本祐大だが、今季は成績が伸びていない。
昨季は自己最多の108試合に出場し、打率.291、5本塁打、37打点の成績を挙げ、ベストナインとゴールデングラブ賞に輝いた。
今季の中日ドラゴンズとの開幕戦ではスタメンでマスクを被り、両サイドを突くリードで先発・東克樹の好投を引き出し、勝利に貢献した。
開幕2戦目は先発のトレバー・バウアーを上手くリードし、1失点に抑えるも、打撃面ではノーヒットが続いた。開幕3戦目には、松尾汐恩にマスクを譲っている。
この試合で松尾が1本塁打、1打点の成績を挙げて一発回答で応えてみせると、以降は、山本、松尾と、ベテランの戸柱恭孝も加えた捕手3人体制となった。
山本の今季の成績は、62試合の出場で、打率.218、0本塁打、27打点。昨季と比べると、打率と本塁打の面で大きく成績を落としている。
昨季終盤に、右手首を骨折した影響が少しはあるのだろうか。とはいえ、得点圏打率は.333(45打数15安打)をマーク。満塁時の成績に目を向けると、9打数5安打、9打点と、チャンスでの打撃内容自体は悪くない。
課題は.255と低い出塁率だろう。打席での粘り強さを心がけ、横浜DeNAベイスターズの強力打線を活気づけたいところだ。