強力DeNA打線はどこへ?ベイスターズ、波に乗り切れていない野手6人。後半戦での巻き返しは?
2025/07/29 NEW
産経新聞社

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昨季「下剋上」の日本一から、今季はセ・リーグの頂点を目指している横浜DeNAベイスターズ。だが、昨季の打撃陣の充実度から一転、強力打線が湿りがちだ。今回は、今季の活躍を期待されながらも、現状は思うような結果が出ていないDeNAの選手たちの現状と、その課題に迫る。(文・シモ/成績は7月27日終了時点)
筒香嘉智
投打:右投左打
身長/体重:185cm/97kg
生年月日:1991年11月26日
経歴:横浜高
ドラフト:2009年ドラフト1位
筒香嘉智が、かつての輝きを取り戻せないでいる。
2016年に44本塁打、110打点を記録し、本塁打と打点の2冠を獲得した。2019年にMLB移籍したのち、昨季4月に横浜DeNAベイスターズに5年ぶりに復帰した。
ところが、昨季は57試合の出場で打率.188、7本塁打、23打点の成績に終わってしまった。
それでも、福岡ソフトバンクホークスとの日本シリーズでは、日本一を決定づける適時二塁打を放つなどして優秀選手賞を獲得。まだまだ健在ぶりをアピールした。
今季も「3番・左翼」で6年ぶりに開幕スタメンに名を連ねた。だが、スランプに陥り5月1日に一軍登録抹消された。
迎えたセ・パ交流戦では、出塁率.344、長打率.648のOPS.992、本塁打は阪神タイガースの佐藤輝明の6本に次ぐ5本塁打を記録して復活を予感させた。
しかし、好調が持続しない。リーグ再開後は15打数1安打と再び打撃不振に陥り、7月7日に2度目の二軍調整に入っている。
現在の成績は、42試合の出場で打率.174、6本塁打、10打点。2度目の調整後、交流戦のような姿を取り戻して巻き返しを図れるか。