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天性の内野守備センス!埼玉西武ライオンズ・佐藤太陽が渾身のグラブトス送球をみせる

2025/07/28 NEW

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産経新聞社



西武・佐藤太陽

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 埼玉西武ライオンズの佐藤太陽が27日、楽天モバイルパーク宮城で行われた東北楽天ゴールデンイーグルス戦に「9番・二塁」で先発出場。8回の守備でグラブトス送球をみせた。

 
 1-3と2点ビハインドで迎えた8回裏、西武はマウンドに羽田慎之介を送った。
 

 
 先頭バッターは6番の辰己涼介。俊足を誇るうえ下位にも不気味な打者が控える楽天打線だけに、西武としては塁に出したくないバッターだ。
 
 羽田も警戒した投球となり、1球目から4球目まで変化球でインハイとアウトローを攻める。
 
 そして5球目、高めの153キロを辰己が強振していった。
 
 打球は高いバウンドとなって二塁手の方向へ。これに対し佐藤はチャージをかけて前進し捕球するや、右手に持ち替える間もなくグラブトス。一塁のタイラー・ネビンも必死に体を伸ばして捕球したが判定はセーフ。西口文也監督のリクエストも叶わず、記録は辰己の内野安打となった。
 
 楽天はこの好機を活かす形で8回に1点を加え、西武は1-4で敗れた。
 
 好プレーをみせた佐藤は、2024年ドラフトで育成2位指名を受け西武に入団した右投げ左打ちの内野手。神奈川大学時代から定評のある内野守備を武器に、7月25日に支配下登録、翌26日に一軍初昇格を果たしていた。



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