まさに最強コンビ!甲子園を沸かせた名バッテリー6組。共にプロ入りを果たした相棒たち
2025/07/24
産経新聞社
工藤公康・山本幸二
愛知県の名門、名古屋電気高(現・愛工大名電高)で躍動したのが、工藤公康と山本幸二のバッテリーだ。
工藤は名古屋電気高のエースナンバーを背負い、早くから注目される存在に。ただ、強豪校が多い愛知だけに、甲子園に出場したのは3年夏のみ。それでも、強いインパクトを残すには1回の出場で十分だった。
その工藤をリードしたのが山本だ。一発の魅力もある山本はリード面でも工藤を引っ張り、高校最後の夏、甲子園出場を手繰り寄せた。
1981年夏、工藤は長崎西高との試合で16奪三振を奪い、ノーヒットノーランを達成。この試合で山本はホームランを放っており、攻守で勝利に貢献した。
3回戦の北陽高戦でも延長12回を投げ21奪三振を記録。準々決勝では志度商業高の強力打線を2被安打に抑えて完封勝利。
準決勝の報徳学園高との試合では惜しくも1-3で敗れたが、工藤のピッチングには多くの高校野球ファンが度肝を抜かれただろう。
1981年、工藤は西武ライオンズにドラフト指名されるほどの選手となり、山本は2位指名で読売ジャイアンツ入りを実現。両バッテリーがプロ野球選手の仲間入りを果たした。
【了】