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まさに最強コンビ!甲子園を沸かせた名バッテリー6組。共にプロ入りを果たした相棒たち

2025/07/24

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産経新聞社



奥川恭伸・山瀬慎之助

(左から)奥川恭伸、山瀬慎之助
 
 星稜高のエースとして活躍した奥川恭伸。彼の投球術を最大限に引き出したのが、キャッチャーの山瀬慎之助である。
 
 奥川は名門の星稜高に入学し、高校2年春の選抜大会でベスト8を達成。2年秋には明治神宮大会で準優勝を成し遂げるなど、チームの中心選手に君臨。
 

 
 その奥川と小学生時代からバッテリーを組み、星稜高に入学した山瀬。リードだけでなくバッティングでも非凡な才能を発揮し、正捕手の役割を担っていた。
 
 迎えた高校最後の夏、甲子園決勝まで勝ち進み、履正社高と対戦した星稜高。7回の裏を終えて3-3の同点だったが、8回の表に2点を勝ち越され、3-5で敗戦。それでも堂々の準優勝を成し遂げた。
 
 高校球界屈指のバッテリーとして注目された二人は、奥川が2019年ドラフト1位で東京ヤクルトスワローズに、山瀬は同年ドラフト5位で読売ジャイアンツに入団。
 
 奥川は度重なる故障に悩まされながらも2021年に9勝をマーク。山瀬はここまでファームが主戦場となっているが、それぞれ一軍定着を信じて汗を流している。

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