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まさに最強コンビ!甲子園を沸かせた名バッテリー6組。共にプロ入りを果たした相棒たち

2025/07/24 NEW

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産経新聞社



(左から)奥川恭伸、松坂大輔、藤浪晋太郎

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 高校野球の歴史を振り返ると、これまでに数々の名バッテリーが誕生し、甲子園を沸かせてきた。夏の甲子園を彩った存在として、今もなお語り継がれる選手も多く、それほど注目されるポジションと言えるだろう。今回はプロ入りした選手の中で、甲子園を沸かせた名バッテリーについて紹介したい。

小林誠司・野村祐輔

(左から)野村祐輔、小林誠司
 
 惜しくも優勝に届かなかったが、広島県の広陵高で大きな存在感を示したのが、小林誠司と野村祐輔のバッテリーだ。
 
 小林はピッチャーとして広陵高に入学し、野村と競い合う存在だった。その後、小林はキャッチャーに転向すると、野村のボールを受けることになった。
 

 
 2007年夏、広島大会を勝ち抜き甲子園への切符を手にした広陵高。小林・野村のバッテリーを中心に快進撃を見せ、決勝戦に進出。迎えた相手は、開幕戦勝利から勢いに乗る佐賀北高だった。
 
 序盤からリードを奪う展開だったが、8回裏に逆転満塁ホームランを許した野村。惜しくも準優勝に終わるも、名バッテリーとして全国に名を轟かせた。
 
 高校卒業後、野村は明治大に、小林は同志社大に進学。お互いドラフト1位でプロ入りを果たし、野村は昨季に現役を退いた。
 
 小林は出場試合数こそ減っているが、経験豊富なキャッチャーとして、現在も読売ジャイアンツに必要な選手となっている。

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