優勝候補のジャイアンツが思わぬ苦戦?巨人、上位浮上へのキーマン6人
2025/07/12
産経新聞社

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昨季のペナントを制した読売ジャイアンツ。開幕前から優勝候補と目されながらも、ベテラン勢の不調や投打の誤算で苦しい戦いが続く。しかし、ここにきて復調の兆しを見せるベテランや、苦境を乗り越え活躍を見せる選手も現れた。本記事では、巨人の後半戦を左右するキーマン6人を紹介する。(文・シモ/成績は7月11日終了時点)
坂本勇人
投打:右投右打
身長/体重:186cm/86kg
生年月日:1988年12月14日
経歴:光星学院高
ドラフト:2006年高校生ドラフト1巡目
読売ジャイアンツの浮上には、プロ19年目のベテラン・坂本勇人の力が欠かせない。
2023年を境に、徐々に衰えが見られるようになってきた坂本。昨季は、109試合の出場で打率.238、7本塁打、34打点と精彩を欠いたが、今季も36試合の出場で打率.216、2本塁打、10打点と、苦しんでいる。
今季は、「6番・三塁」で開幕を迎えるも11打席連続で無安打。打率も.129と低迷し、4月15日に二軍調整となった。
故障離脱した岡本和真に代わって5月7日に緊急招集され、スタメン出場で適時二塁打を放つも、4試合のスタメンで14打数2安打。二軍で再調整することになった。
それでも、6月10日のソフトバンク戦で「7番・三塁」で1カ月ぶりに復帰すると、適時二塁打を含むマルチ安打を放ち、復活ののろしを上げた。
7月1日の阪神戦では、0-2の6回2死一塁から直球を右前にはじき返して適時打。翌2日にも1本、3日にはマルチ安打を放っている。
直球に差し込まれる場面も多くなってきたものの、徐々に調子を上げてきた坂本。球界のレジェンドとして、坂本の「もう一花」に期待を寄せているファンも多いはずだ。