記憶に残る対決…高校時代に名を馳せたライバル6組。大舞台でしのぎを削った選手たち
2025/07/12
産経新聞社
寺島成輝・藤平尚真
「事実上の決勝戦」と言われた試合で、お互いの意地をぶつけ合った寺島成輝と藤平尚真。記憶に残るファンも多いのではないだろうか。
中学時代に日本代表を経験し、履正社高では1年夏からベンチ入りする存在だった寺島。高校3年夏に甲子園出場を勝ち取った。対する藤平は横浜高に進み、1年秋でエースナンバーを背負っていた。
第98回全国高校野球選手権大会の2回戦で、優勝候補と目されていた履正社高と横浜高の対戦が実現。寺島は先発マウンドに上がったものの、藤平は右翼でのスタートになった。
横浜は石川達也(現:巨人)が先発したが、雨天中断の不運も重なり、2回を投げ切れず5失点。バトンを受け取った藤平は貫禄を見せ、履正社高相手に追加点を許さないピッチングを見せた。
しかし、それを上回ったのが寺島だった。9回を投げ切って1失点にまとめ、大一番に勝利。雷雨による中断に加え、試合が夜遅い時間まで続いたことも、大きな話題を集めた。