記憶に残る対決…高校時代に名を馳せたライバル6組。大舞台でしのぎを削った選手たち
2025/07/12
産経新聞社
田中将大・斎藤佑樹
夏の甲子園決勝戦、伝説の死闘を演じたのが田中将大と斎藤佑樹である。
2005年夏、駒大苫小牧高が連覇を成し遂げた際、中心投手として活躍した田中。3連覇を目指す中、その前に立ちはだかったのが早稲田実のエース、斎藤だった。
3連覇を目指す駒大苫小牧高と、初優勝を目指す早稲田実。優勝を懸けた決勝戦は、8回表と裏に1点を取り合うも、その後は試合が動かず。1対1の同点のまま引き分けに終わり、37年ぶりの決勝戦再試合となった。
迎えた再試合、4-3で迎えた9回表2アウト、最後の最後に田中と斎藤が相見えることに。球場が異様な雰囲気に包まれる中、田中を空振り三振に打ち取り、早稲田実が優勝を成し遂げた。
高校野球の歴史に名を刻む激闘の末、幕を閉じた2006年の夏の甲子園。間違いなくその中心にいたのは、田中と斎藤の2人だった。