恐るべし日本ハムの”再生工場”!ファイターズ移籍で復活・躍進を果たした選手6人
2025/07/05
産経新聞社
杉浦稔大
投打:右投右打
身長/体重:190cm/90kg
生年月日:1992年2月25日
経歴:帯広大谷高 – 国学院大
ドラフト:2013年ドラフト1位
最速150キロの伸びのある直球とスライダー、フォークなどが持ち味の杉浦稔大。東京ヤクルトスワローズでは主に先発として投げていたが、ケガの影響もあり、なかなか一軍定着とまではいかずにいた。
ヤクルト時代の登板数は、2016年の17試合が最高。先発としては11試合に登板し、3勝2敗、防御率7.14の成績であった。
杉浦が日本ハムにトレード移籍したのは、2017年7月のシーズン途中である。
すると、移籍4年目の2020年に飛躍。主に先発として17試合に登板し、7勝5敗、1セーブ、防御率3.13の成績を挙げたのである。
移籍5年目の2021年には当時の栗山英樹監督のもと、抑えとして活躍。同年は56試合の登板で3勝3敗、28セーブ、防御率2.96の成績を挙げた。
新たに就任した新庄剛志監督のもとでは先発としての登板もあったが、中継ぎでの役割が中心になった。
昨季は40試合の登板で、17ホールドポイント(2勝0敗3セーブ、15ホールド)、防御率1.56とより安定感が増している。
一端、制止する投球フォームをさらに二段モーション気味にしたことで球離れが遅くなり、直球の伸びと変化球のタイミングが取りづらくなったのが、飛躍の要因だろうか。
今季はファームを主戦場としているが、チームのリーグ優勝・日本一を果たすためには、必要な戦力だ。
【了】