恐るべし日本ハムの”再生工場”!ファイターズ移籍で復活・躍進を果たした選手6人
2025/07/05
産経新聞社
池田隆英
投打:右投右打
身長/体重:181cm/87kg
生年月日:1994年10月1日
経歴:創価高 – 創価大
ドラフト:2016年ドラフト2位
力のある速球とスライダー、フォークなどを武器とする池田隆英も、北海道日本ハムファイターズに移籍して成績を伸ばした。
東北楽天ゴールデンイーグルスでは、プロ2年目に15試合に登板。しかし、その後はケガなどもあり、二軍生活を送っていた。
池田の転機は、プロ5年目の日本ハムへのトレードだ。移籍年の2021年には主に先発として18試合に登板し、好投するも援護に恵まれないなどして、3勝10敗の成績だった。
移籍2年目には、7月10日の福岡ソフトバンクホークス戦に先発して6回3安打無失点でシーズン初勝利を挙げるも、わずか4試合の一軍登板と、思うような成績を挙げられずにいた。
そんな中、翌2023年に、ソフトバンクにFA移籍した近藤健介の人的補償として田中正義が加入。高校・大学時代の同級生だった田中の加入は、池田にとって刺激になったのだろうか。
同年、池田は新たに「8回の男」の地位を確立。この年の池田は抑えの田中とともに、試合終盤を締める役割を果たし、51試合の登板で26ホールドポイント(1勝5敗25ホールド)、防御率2.86の成績を残した。
池田の覚醒は球速アップが実を結び、多彩な変化球が生きるようになったのも要因の1つだろう。田中とともに、今後も日本ハムを支える存在になりたいところだ。