多角的な視点で発信する野球専門メディアベースボールチャンネル



恐るべし日本ハムの”再生工場”!ファイターズ移籍で復活・躍進を果たした選手6人

2025/07/05

text By

photo

産経新聞社



郡司裕也

日本ハム・郡司裕也
投打:右投右打
身長/体重:180cm/89kg
生年月日:1997年12月27日
経歴:仙台育英高 – 慶応大
ドラフト:2019年ドラフト4位
 
 郡司裕也は、2023年に中日ドラゴンズから北海道日本ハムファイターズに移籍し、覚醒した1人である。
 
 強打の捕手として、2019年ドラフト4位で中日ドラゴンズに入団。プロ1年目から開幕一軍入りを果たしたが、なかなか定着とはならず。同年は30試合の出場で、打率.156、4打点の成績に終わった。
 

 
 プロ2年目は夏場に一軍昇格し、打率.462の成績を残すも、わずか9試合の出場で後半戦は二軍落ち。
 
 プロ3年目は、捕手以外に外野や一塁の守備にも挑戦。しかし、同年は33試合の出場で、打率.190と思うような成績を残せずに埋もれていく。
 
 なかなか芽が出ない郡司に転機が訪れたのは、プロ4年目の2023年6月のことだ。2対2のトレードによる、日本ハムへの移籍である。
 
 同年の日本ハム移籍後は、キャリアハイの55試合に出場し、打率.254、3本塁打、19打点と過去最高の成績を残す。
 
 そして、プロ入り5年目の昨季はさらに飛躍。127試合の出場で打率.256、12本塁打本、49打点をマークし、キャリアハイのシーズンを過ごした。
 
 パンチ力のある打撃を活かすために本来の捕手だけでなく、内外野と幅広く守り、出場機会を得たことが覚醒につながったのだろうか。
 
 ”再生工場”の異名を取る新庄剛志監督の慧眼が、郡司の再生に一役買っているのは間違いないだろう。

1 2 3 4 5 6


error: Content is protected !!