恐るべし阪神の”再生工場”!タイガース移籍で復活・躍進を果たした投手6人。輝き放った選手たち
2025/06/23
産経新聞社

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プロ野球の世界では、環境の変化によって苦しんでいた選手が復活、覚醒した例も少なくない。野村克也監督が選手を復活させた際には、「野村再生工場」という言葉が使われた。他にも、投手力に強みを持つ阪神タイガースでは、数々の選手が復活、覚醒を果たしてきた。今回は、阪神に移籍したことで成績を大きく飛躍させた投手を紹介する。
大竹耕太郎
投打:左投左打
身長/体重:184cm/86kg
生年月日:1995年6月29日
ドラフト:2017年育成選手ドラフト4位
現在は阪神タイガースの先発ローテーションに欠かせない存在となっている大竹耕太郎。阪神移籍後に成績を伸ばした選手の一人だ。
早稲田大時代はエースとして躍動し、2017年ドラフト会議で福岡ソフトバンクホークスから育成4巡目指名を受け入団。
ルーキーイヤーに支配下登録を勝ち取り、一軍初先発、初勝利を記録。同年は11試合に登板し3勝2敗、防御率3.88の成績を残した。
翌2019年には5勝をマークしたが、その後は一軍で目立った成績を残せないシーズンが続くと、2022年オフに行われた現役ドラフトで阪神への移籍が決まった。
移籍1年目となる2023年は開幕からローテーションを守り抜き、21試合の先発登板で12勝2敗、防御率2.26と自己最高の成績をマーク。チームのリーグ優勝、日本一にも貢献する飛躍の年となった。
昨季もローテーションを守り、自身初の規定投球回に到達。24試合の登板で11勝7敗、防御率2.80の好成績を収め、2年連続の2桁勝利をマークした。
今季は身体の張りで開幕には出遅れたものの、5月に戦線復帰。ここまで防御率2点台と先発投手として役割を果たしており、2年ぶりの優勝へ欠かせないピースとなっている。