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まさに青天の霹靂 オリックスファンに渦巻く中島アレルギーは、結果で払拭を!【どら増田のオリ熱コラム #2】

音楽イベントやタレントのプロデュースをする傍ら、タレントとしてイベントの司会やプロレスのリングアナウンサーや執筆業も行う、どら増田氏はオリックスファンだ。昨年より在京のオリックスファンが交流するイベント「関東オリバカ交流会」を有志と主宰し、定期的に開催している。オリックスを全国に広めるべく、ファン視点でコラムを掲載していく。

2014/12/20

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発端は「しょうもないチーム」発言

「投げる前にコーチがマウンドに行ったから、サンペイ(中村)と(死球)来るんかなと話していたら案の定でしょ。あからさまですよ。しょうもないチームだよね。やられたらやり返しますよ。シーズンかけてどんな形でもね」

 2011年7月11日に西武ドームで行われた6回に当時オリックスの高宮和也から死球を受けて両軍入り乱れての乱闘騒ぎに。その試合後に中島が発したのがこの「しょうもないチーム」発言だ。

 中島は翌年の9月にも当時オリックスだった西川雅人から死球を受け、あわや乱闘かと思わせるほどの怒りを露わにしていた。

 2011年の中島は対オリックス戦の打率が.383、2012年に至っては.400とお得意様にしており、オリックス側からしてみれば要注意人物だったがゆえの攻めの攻撃で、また中島にしてみても死球に対する〝報復〟意識は、決してオリックスだけに限ったことではないことが、その後の行動やインタビューなどからも受け取ることができる。

 しかし「しょうもないチーム」発言をしたことにより、オリックスファンの間でアンチ中島が増えたのは事実で、中島が打席に立った時の野次は関東でも多数見受けられた。「早くメジャーに行ってくれ」なんていう声も漏れていたほどである。しかし運命のいたずらか、誰もが想像していなかった〝事件〟が起こった。

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