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広島と巨人の差。対照的な89年・90年組野手陣の現状【死亡遊戯コラム】

23日から広島と巨人の直接対決は広島が勝ち越し、優勝マジックを点灯させた。チーム力の差はどこに生まれているのか。

2016/08/26

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今、レギュラーの座を射止めなければ……

対照的に巨人は88年生まれの坂本勇人がリーグ首位打者争いのトップに立ち、89年生まれの小林誠司が正捕手として奮闘しているものの、それ以外に1軍の主軸として定着している20代野手はひとりもいない。
年下の選手も増え、チームを引っ張らなければいけない立場の89年、90年生まれの選手たちの伸び悩みは深刻である。

中井大介(89年11月生/07年高3位)38試 打率.178 0本 4打点 0盗 OPS.563
藤村大介(89年7月生/07年高1位)5試 打率.000 0本 0打点 0盗 OPS.200
橋本 到(90年4月生/08年4位)54試 打率.233 2本 19打点 6盗 OPS.635
大田泰示(90年6月生/08年1位)56試 打率.208 4本 12打点 0盗 OPS.630
立岡宗一郎(90年5月生/08年2位)45試 打率.231 2本 9打点 8盗 OPS.601
※立岡は12年にソフトバンクから移籍

11年盗塁王の藤村は年々出場数を減らし、13年に48試合で打率.324と結果を残した中井は1軍の壁にぶつかり、昨季103安打を放ち打率.304とブレイクした立岡も故障に泣き、代わりに中堅手で出場している橋本もレギュラーとしては物足りない数字が並んでいる。
未完の大器と言われ続ける大田も8年目で自己最多の4本塁打を記録しながら、111打席で42三振と穴も多く2軍落ちというのが現状だ。
ここ数年、チャンスを与えられながら、故障や不振で自らそれを手放す悪循環。
赤ヘル打線の同級生カルテットと中井や藤村は同学年。
26歳の橋本、大田、立岡だって彼らと1学年しか違わない。

ギャレットの退団や長野久義や亀井善行の引退を待っていたら、89年組や90年組も30代に突入してしまう。
すでに20代後半、上の選手たちに世代闘争を仕掛けるなら今しかないだろう。
正念場の来季はそれぞれ野球人生において最も重要な1年になるはずだ。
時間はない。そして彼らの成長なくして、由伸巨人の未来はない。

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