タイガースの歴史が変わる…?阪神、交流戦初優勝へのキーマンとなる選手6人
2025/06/02
産経新聞社
湯浅京己
・投打:右投右打
・身長/体重:183cm/82kg
・生年月日:1999年7月17日
・経歴:聖光学院高 – BC・富山
・ドラフト:2018年ドラフト6位
今季は復活の気配を見せている湯浅京己。”一瞬で試合の流れを変える男”の活躍も、交流戦初優勝に欠かせない。
2022年には59試合の登板で45ホールドポイント(2勝3敗43ホールド)、防御率1.09の成績を残し、最優秀中継ぎ賞に選ばれた湯浅。
阪神タイガースがリーグ優勝・日本一を達成した翌2023年には抑えを期待されながら、WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)出場の疲労や左脇腹のケガが原因で二軍調整を余儀なくされた。
その結果、同年は15試合の一軍登板で0勝2敗8セーブ、防御率4.40と成績が下降。しかし、同年の日本シリーズの40人枠になんとか入り込んだ湯浅に、ハイライトが訪れる。
オリックス・バファローズとの日本シリーズ第4戦の8回表、3対3の同点で迎えた2死一、三塁の場面。相手打者・中川圭太をわずか1球で二飛に抑えたのである。
この成功体験を経て、2024年には抑え候補として復活を期待されたが、ここでまた湯浅は試練にさらされることになる。
国指定の難病・黄色靭帯骨化症と診断され、1年間リハビリに費やすことになったのである。そのため、同年の一軍登板は0に終わってしまった。
それでも、懸命のリハビリを経て、今季は再び復活。13試合の登板で8ホールドポイント(2勝0敗6ホールド)、防御率0.00の成績を残している。
一昨年の日本シリーズのようなしびれる場面で登板し、交流戦優勝の分岐点となるような投球を期待したい。