タイガースの歴史が変わる…?阪神、交流戦初優勝へのキーマンとなる選手6人
2025/06/02
産経新聞社
佐藤輝明
・投打:右投左打
・身長/体重:187cm/95kg
・生年月日:1999年3月13日
・経歴:仁川学院高 – 近畿大
・ドラフト:2020年ドラフト1位
今季の交流戦で最も注目したいのは、4番に座っている佐藤輝明だろう。
昨季までは内角のまっすぐを意識させられ、ボールゾーンの変化球で空振りといったケースが多かったが、今季は違う。
追い込まれてからの強引なバッティングが影を潜め、センターからレフト方向へのコンパクトなバッティングが多く見られるようになった。
例えば、4月3日のDeNA戦の8回裏に打った同点ホームラン。相手左腕・坂本裕哉のストレートを、逆らうことなくレフト方向へ運んだのである。
この打席のように、強引に引っ張らずともコンパクトな打撃で逆方向にスタンドインするようになったのが、今季の佐藤輝の特徴だ。
ここまで50試合の出場で、打率.290、13本塁打、37打点の打撃二冠は、立派のひと言である。昨季、23失策した三塁守備も、今季はわずか2失策のみだ。
例年、調子の波が激しい佐藤輝であるが、ここまで調子を大きく落とすことなく順調に試合を積み重ねている。
新人時代の交流戦個人成績は、6本塁打、12打点だった。当時より進化した打撃で迎える今季の交流戦では、その成績を上回ることができるのだろうか。
否が応でも、今季の佐藤輝には期待が高まる。