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コンバートで覚醒!捕手から転向してブレイクした名選手6人。才能を開花させた選手たち

2025/05/27 NEW

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産経新聞社



和田一浩

和田一浩
投打:右投右打
身長/体重:182cm/90kg
生年月日:1972年6月19日
経歴:県立岐阜商 – 東北福祉大 – 神戸製鋼
ドラフト:1996年ドラフト4位
 
 西武ライオンズ、中日ドラゴンズで活躍した和田一浩も、捕手から外野手に転向した選手だ。
 
 和田は1996年ドラフト4位で西武に入団する。チームの次世代捕手として期待されていたが、当時の西武には絶対的な捕手・伊東勤が君臨していたため、プロ5年目までは、捕手、内野手、外野手、DHなどさまざまなポジションを経験した。
 

 
 次第に持ち前の強打で頭角を現わし、プロ5年目の2001年には82試合に出場し、打率.306(規定未満)、16本塁打、34打点の成績を残した。
 
 プロ6年目に外野手1本に絞ると、その打撃力が開花。同年は115試合の出場で打率.319、33本塁打、81打点の成績を残し、チームの優勝に大きく貢献した。
 
 以降、西武で打率3割以上の成績を4度、移籍した中日でも3度の3割以上を記録。西武時代の2005年には、129試合の出場で打率.322、153安打の成績を残し、首位打者と最多安打を獲得している。
 
 そして、中日時代の最終年2015年には、史上最年長42歳11か月で2000本安打を達成するのである。
 
 プロ通算19年間で、打率.303、2050安打、319本塁打の成績を残した和田。30代以降に1901本の安打を積み重ねて2000本安打を記録したのは、特筆すべきだろう。

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