コンバートで覚醒!捕手から転向してブレイクした名選手6人。才能を開花させた選手たち
2025/05/27
産経新聞社
衣笠祥雄
投打:右投右打
身長/体重:175cm/73kg
生年月日:1947年1月18日
経歴:平安高
「鉄人」の愛称で親しまれ、プロ野球最多の2215試合連続出場記録を持つ衣笠祥雄も、捕手としてプロ入りした選手だ。
衣笠は、平安高(現:龍谷大平安高)の強肩・強打の「4番・捕手」として1964年春夏の甲子園大会に出場。その後、1965年に広島カープ(現:広島東洋カープ)へ捕手として入団した。
プロ入り後は6試合で先発マスクを被るも、当時の白石勝巳監督のもとで一塁手に転向。プロ4年目の1968年には一軍に定着し、127試合の出場で21本塁打を記録した。
プロ8年目の1972年には、130試合の出場で29本塁打、99打点の成績を残してリーグを代表する打者に成長した。1984年には37歳で102打点をあげ、打点王のタイトルを獲得している。
特筆すべきは、1977年の30歳から1986年の39歳までのホームラン数が平均して20本以上を記録している点だ。現役最終年となった40歳の時にも、130試合の出場で17本塁打を記録した。
守備の方でも、1975年に一塁から三塁にコンバートされてから、3度のゴールデングラブ賞を獲得している。
プロ通算2677試合の出場で打率.270、2543安打、504本塁打、連続フルイニング出場歴代4位(1970年10月19日〜1987年10月22日)と、その成績は今でも燦然と輝き続ける。