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コンバートで覚醒!捕手から転向してブレイクした名選手6人。才能を開花させた選手たち

2025/05/27

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産経新聞社



(左から)和田一浩、小笠原道大、衣笠祥雄

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 プロ野球の世界では、コンバートによって飛躍した例がある。その中でも捕手から内野手・外野手に転向し、打撃に専念したことでブレイクしたケースも多い。2022年に三冠王を獲得した村上宗隆も、高校時代は強打の捕手として名を馳せていた。ここでは、プロ入り後に捕手から転向してブレイクした選手を紹介する。(文・シモ)

小笠原道大

小笠原道大
投打:右投左打
身長/体重:178cm/84kg
生年月日:1973年10月25日
経歴:暁星国際高 – NTT関東
ドラフト:1996年ドラフト3位
 
 「ガッツ」の愛称で知られる小笠原道大は、捕手から転向して活躍した選手だ。
 
 小笠原は、1996年ドラフト3位で日本ハムファイターズ(現:北海道日本ハムファイターズ)に入団。
 

 
 1998年に内野手から捕手登録に変更すると、同年は主に代打として71試合に出場し、打率.302の成績を残す。翌1999年に一塁手へ転向すると、同年は135試合の出場で打率.285、25本塁打、83打点とブレイクを果たした。
 
 2002年には打率.340、翌2003年には.360をマークし、2年連続で首位打者を獲得。2006年には135試合の出場で打率.313、32本塁打、100打点の成績を残し、打撃2冠(本塁打王・打点王)に輝いた。
 
 同年オフにはFAで読売ジャイアンツに入団するが、パ・リーグからセ・リーグへと舞台を移しても、小笠原の勢いは止まらなかった。
 
 移籍1年目に142試合の出場で31本塁打を放つと、4年間で計132本塁打を記録。2011年には、史上38人目の2000本安打を達成している。
 
 そして、最後の働き場所として選んだ中日ドラゴンズでも結果を残し、2015年限りで現役を引退。プロ通算19年間で打率.310、2120安打、385本塁打、1169打点は立派な数字である。
 
 大きな構えから繰り出されるスピード感あるフルスイングは、今でも脳裏に焼き付いて離れない。

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