FA権が取れない!? プロ野球、今オフのFA有力候補選手6人。一軍登録日数が“不足”する?
2025/05/26
産経新聞社

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競争の激しいプロ野球の世界では、フリーエージェント(FA)権の取得は一軍で継続的な活躍を見せた証明となり、一つの勲章と言える。今季もFA権の取得が見込まれる選手は多くいるが、節目のシーズンに苦しむ選手も少なくない。ここでは、今季のFA権取得が危ぶまれている選手を紹介する。
植田海(阪神タイガース)
・投打:右投両打
・身長/体重:175cm/70kg
・生年月日:1996年4月19日
・経歴:近江高
・ドラフト:2014年ドラフト5位
代走や守備固めとしての役割を確立し、2018年には104試合に出場した植田海。だが、近年は一軍に帯同しているものの、出場試合数を減らしている。
近江高から2014年ドラフト5位で阪神タイガースに入団。プロ入り後は二軍で実戦経験を重ね、高卒4年目の2018年に自身初の開幕一軍入りを掴んだ。
同年は遊撃手として先発出場の機会を増やし、自己最多の104試合に出場。19盗塁、18犠打と持ち味を発揮した。一方で、打率.192と打力には課題を残し、以降は代走や内外野の守備固めなど、途中出場がメインになった。
2021年には自身3度目の2桁盗塁(10個)をクリア。矢野燿大監督時代には積極的に起用されていたが、退任後は出場機会を年々減らしている。
昨季もスタメン起用はほとんどなく、59試合の出場で打率.273(11打数3安打)、4盗塁という成績でシーズンを終えた。
プロ11年目を迎える今季も、出番は限られているが、このまま一軍に生き残り、節目のFA権取得を目指したい。