期待通りの大活躍…中日、今世紀の最強ドラ1選手(3)苦しいシーズン続く“巧打者”
2025/05/30
産経新聞社

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プロ野球の世界では、ドラフト1位入団の選手には特に大きな期待が寄せられる。中には実力を発揮できないまま戦力外となる選手もいるが、プレッシャーを乗り越えて球界を代表する選手となった例も多い。今回は、中日ドラゴンズからドラフト1位指名を受け、チームの中心となった選手を紹介する。
高橋周平
・投打:右投左打
・身長/体重:180cm/90kg
・生年月日:1994年1月18日
・経歴:東海大甲府高
・ドラフト:2011年ドラフト1位
2019年から3年間、チームの主将を務めるなど中心選手へ成長した高橋周平。
東海大甲府高時代には、通算71本塁打を放つなど世代屈指の評価を得ると、ドラフト会議では3球団から1位指名。抽選の末、中日ドラゴンズへの入団が決まった。
高卒1年目から一軍デビューし、ドラフト制度以降では史上最年少で本塁打を記録するなど、順調なスタートを切った高橋。しかしながら、故障に悩まされるなど、一軍定着にはやや時間を要した。
それでも、2018年に2桁11本塁打をマークし、初の規定打席に到達。翌2019年には、打率.293、7本塁打、59打点の好成績を残し、ベストナインとゴールデングラブ賞のW受賞を果たした。
2020年は打率3割をクリアし、2年連続でゴールデングラブ賞に輝くなど、攻守でチームを牽引した。
しかし、その後は故障に悩まされるシーズンが続いており、昨季は60試合の出場にとどまった。今季は出場機会を増やし、かつての輝きを取り戻したいところだ。
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