“西武の3番”渡部聖弥の表情が変わった。“4回表の場面”は復活の兆し。連敗中の髙橋光成なら…
2025/05/08
産経新聞社
復活の兆しが見えた“4回表の場面”
西武先発・髙橋光成は投球が大雑把にも見えた。それでも、悪いなりに5回1失点と試合は作った。連敗中の髙橋なら、4回表の場面で山川穂高をダブルプレーには打ち取れていない。運も味方していると感じた。
5回表は2死一、二塁のピンチを招くも、今日ホームランを放っている栗原をファーストゴロに仕留めた。結果的には抑えたが、0ボール2ストライクから勝負を急いだことは再考すべき点だろう。
6回表からは羽田慎之介、甲斐野央、トレイ・ウィンゲンター、山田陽翔が1イニングずつ登板し、4投手ともに無失点リリーフを演じた。ただ、いずれのイニングも先頭打者の初球にストレートを投じるのは、リスクの方が大きいように思える。チャンスボールはありながらも、ソフトバンク打線は的を絞りきれなかった。
8回裏はソフトバンクの5番手・大山凌を攻めて、ダメ押しの3得点。前日までの貧打が嘘のように得点を重ねた。同試合は出来過ぎな側面もあるが、このカードを3連敗したら、ズルズル行きかねないところを踏み止まれたのは大きい。
一山越えたからこそ、明日の大宮から、もう一度チームを気流に乗せていきたい。
【了】
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