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「ラッキーボーイ的な感じ」右肘痛から復帰、今宮健太の勝負強さ。役者揃い、王者に挑むホークス

クライマックスシリーズファーストステージでは、3位千葉ロッテマリーンズに2連勝し、ファイナルステージを決めたホークス。この2戦は、勝負所でタイムリーを放った今宮の存在感が光った。

2016/10/12

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ファーストステージでは値千金のタイムリー

 クライマックスシリーズ(以下CS)ファーストステージでロッテに連勝し、ファイナルステージへと駒を進めたソフトバンク。2戦ともに初回、清田育宏に先頭打者ホームランを打たれ先制を許してしまった。しかし、そこから逆転しての勝利。ソフトバンクらしい打線のつながりも見られ、2位からの日本一へ向けて好発進した。

 1戦目はキャプテンの内川聖一がタイムリーとホームランで2打点。2対2の同点で迎えた8回、右肘痛から復帰した今宮健太の一振りで試合を決めた。左前タイムリーで2点を加えて初戦を飾った。

 今宮は「前進守備だったのでバットに当てれば何とかなると思った。最高の結果が出てよかった」と笑顔を見せた。

 さらに「1年間ショートを守り続けないといけない思いはあったが、初めて試合に出られないケガをしてしまった。診断の結果、ねずみ(右肘遊離軟骨)だったので選手生命に影響はない。残りの試合、全力で頑張ります」と力強く語った。

 4対1で勝利した2戦目にも2安打2打点の活躍を見せた今宮。

 8回一死満塁での一本は「打つべくして打ったわけではない」としながらも、2点タイムリーとなって試合を決定づけた。CS前は出場が危ぶまれたが2戦ともフル出場し、守備も華麗にこなして見せた。

「最初は腕が振れるかとか不安もあったが、最初のアウトを取れて安心した。思った以上に投げられたし、すべて無難にこなせてよかった」と安どの表情を浮かべた。

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