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ヤクルト西田、2年ぶりのお立ち台「岸さんから打てたことを自信にしたい」

17日、神宮球場で行われた東京ヤクルト対埼玉西武は5-1でヤクルトが勝利。お立ち台には2年ぶりに西田明央が立った。

2016/06/18

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突然の交代で結果を出す

 序盤から着実に加点したヤクルトが5-1で西武を下した。

 試合を決めたのは、主砲・山田哲人と同期入団・西田明央だった。
 4回裏、1死走者なしでチェンジアップを強振し、左翼スタンドへ運んだ。

「宮出コーチから『ストレートに差し込まれているから、始動を早めにしていけ』と言われて、そうしていた。追い込まれていたんで、ストレートを意識しながらくらいついていこうと思った結果が、ホームランになりました」と西田は話している。

 出番は突然やってきた。
 2回表、2死から炭谷が打ち上げた飛球を巡って、三塁手の川端慎吾と一塁手の今浪隆博が交錯。ボールをつかんだ今浪がタンカに乗って運ばれたのである。そして、直後の2回裏、打席に送り込まれたのが、西田だった。

「1打席目は全然でしたね。どんな感じかもわからんかった」と見逃し三振。その後の打席で、結果を残したというわけである。3打席目にも、二死から中前安打を放ち、続く中村の適時二塁打で生還。途中出場ながらチームの勝利に大きく貢献する余りある活躍である。

 それも復帰戦とはいえ、エースの岸から打ったのだから、価値が大きい。

「バッティングを買って使ってくれたと思う。そのバッティングで結果を残せたのは自信になります。これからセリーグとの対戦に戻ってもエース級と対戦することもあるんで、岸さんから打てたことを自信にして、次も打てるように頑張りたい」

 7回裏、チームの主砲・山田哲人が貴重な追加点となる2点本塁打を放った。
 そのため、お立ち台は、この日、好投の山中と3人でのぼった。

「お立ち台は2年ぶりっすけど、ああやって同期と一緒に立てるのは嬉しい」