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球界から“追放”…NPB失格処分の歴代選手(3)わずか1カ月で“永久追放”

2024/03/16

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産経新聞社



笠原将生(左)と池永正明

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 長い歴史を持つプロ野球の世界では、許されざる行為を行った結果、どの球団でもプレーできない「失格選手」となったプレーヤーが存在する。決して数は多くないが、不名誉な形で球史に名が刻まれることとなった。ここでは、日本野球機構(NPB)からを失格処分を受けた歴代選手を紹介する。

 

 

バール・スノー

投打:右投右打
身長/体重:183cm/85kg
生年月日:1945年2月9日
 
 バール・スノーは現役時代の張本勲が絶賛するほど、活躍を予感されていた選手だった。
 
 アメリカ合衆国出身のスノーは、シンシナティ・レッズ傘下で2年間プレー。ただ、目立った成績を残すことはできず、日本でのプレーを希望して来日した。
 

 
 1974年に日本ハムファイターズの入団テストを受け、3月26日に加入が決定。エースナンバーの背番号「18」を与えられたように、球団から大きな期待を受けていた。
 
 しかし、二軍での登板を告げられた4月25日に突如失踪。球団の捜索でも見つからず、4月30日に日本ハムから契約解除が申請された。
 
 その後も行方不明の状態が続いたこともあり、1974年5月、NPBはスノーを失格選手とした。結局、1試合もマウンドに上がることなく日本球界を去るという、前代未聞の終わり方となった。

 

 
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【了】