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まさに崖っぷち…プロ野球、正念場を迎えたドラフト1位入団の野手6人。勝負をかける現役打者たち

2024/01/17

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産経新聞社



(左から)巨人・オコエ瑠偉、広島・中村奨成、中日・後藤駿太

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 2024年シーズンに向け、各球団が戦力補強を続けているプロ野球。上位進出には新入団選手の台頭が必要不可欠であり、2023年ドラフト会議で指名されたルーキーたちにも大きな期待がかかっている。一方で、新戦力の加入で厳しい立場となった選手も存在する。ここでは、正念場を迎えているドラフト1位入団の野手を取り上げる。

 

 

高橋周平

中日・高橋周平
投打:右投左打
身長/体重:180cm/90kg
生年月日:1994年1月18日
経歴:東海大甲府高
ドラフト:2011年ドラフト1位
 
 近年は低迷したシーズンが続いている高橋周平は、是が非でも結果が求められる選手と言えるだろう。
 
 東海大甲府高校では入学直後から4番に座り、アーチを量産していた高橋周。3年時は高校日本代表にも選出された。
 

 
 高校通算71本塁打という輝かしい実績もあり、3球団(中日・ヤクルト・オリックス)による抽選の末、中日ドラゴンズが交渉権を獲得。甲子園に出場できなかった選手に3球団が競合するのは、史上初の出来事だった。
  
 ルーキーイヤーから一軍で出場機会を得ると、プロ初ホームランが京セラドーム大阪の逆方向弾という衝撃デビュー。未来の4番候補として大きな期待が寄せられた。ところが、その後は一軍と二軍を行き来する苦しいシーズンが續いた。
 
 高卒7年目の2018年に三塁のレギュラーを掴むと、翌2019年にはベストナインとゴールデングラブ賞を同時受賞。さらに2020年は打率.305をマークするなど、チームを代表する巧打者となった。
 
 不動の正三塁手として活躍を続けると思われたが、2021年に数字を落とすと、その後は大きく低迷。2023年は86試合出場で打率.215に終わるなど、かつての3割打者も安泰とは言えない状況に追い込まれている。

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