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FA流出がきっかけに!?他選手の移籍を機にレギュラーへ定着した6人。チャンスを掴んだ選手たち

2023/11/27

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産経新聞社



(左から)西川龍馬、中村悠平、古賀悠斗

プロ野球 最新情報(最新ニュース)

 オフシーズンに突入したプロ野球。ストーブリーグで大きな注目を集めるのが、FA戦線だ。今オフもすでに西川龍馬がオリックス、山﨑福也が日本ハム入りを決断した。主力選手のFA流出は大きな痛手となるが、同じポジションを争っていたライバルにとってはチャンスとなる。そこで今回は、他選手のFA移籍でレギュラーを掴んだ現役選手を紹介したい。

 

 

中村悠平

ヤクルト・中村悠平
・投打:右投右打
・身長/体重:176cm/83kg
・生年月日:1990年6月17日
・経歴:福井商
・ドラフト:2008年ドラフト3位
 
 第5回WBCでは、侍ジャパンの司令塔として世界一に大きく貢献した中村悠平。いまや12球団No.1捕手の呼び声も高い中村だが、相川亮二のFA移籍をきっかけに、チームの正捕手となった。
 
 2008年ドラフト3位で東京ヤクルトスワローズに入団。高卒4年目の2012年に正捕手を担っていた相川の負傷により、出場機会を一気に増やした。
 

 
 2014年には99試合に出場し、打率.298(規定未満)、5本塁打、41打点の好成績をマーク。飛躍の兆しを見せたことに加え、相川のFA移籍も相まって、翌2015年に正捕手の座を完全に掴んだ。
 
 特に守備面で高い貢献度を誇り、同年にチームはリーグ優勝を達成。中村自身もベストナインとゴールデングラブ賞のW受賞を果たした。
 
 その後は攻守に精彩を欠くシーズンもあったが、2021年には打線の潤滑油として2番・6番打者として起用され、打率.279を記録。チームをリーグ優勝、日本一に導いた。
 
 同年から2年連続ベストナイン、ゴールデングラブ賞を獲得するなど、球界屈指の司令塔に君臨している。

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