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巨人開幕スタートダッシュの陰の立役者・小林誠司は正捕手に完全定着となるか

開幕前の野球賭博問題などで、批判の的となった巨人だが、開幕ダッシュに成功した。その立役者の一人が小林ではないか。

2016/04/03

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若い投手陣をしっかりとリード

 巨人がセリーグ首位を快走している。2日の広島戦に敗れて今季2度目の3連勝こそ逃したものの開幕から2カード連続で勝ち越しを決め、スタートダッシュに成功した。その原動力のひとつと言えるのが、3年目・小林誠司の存在だ。今季は開幕戦から、ここまで全9試合にフルイニング出場。チームの正捕手として奮闘を続けている。

 振り返れば、苦境の連続だった。2013年ドラフト1位入団。二枚目の顔立ちと強肩を兼ね備えた次代のスターとして、当初は大いに期待された。しかしながら2014年のルーキーイヤーは63試合、そして翌2015年の昨季も70試合といずれも全公式戦半分以下の出場にとどまっていた。

 冷静沈着でありながら時に内角攻めの強気なリードも求める大胆さを兼ね備えている点は間違いなく小林の評価すべきところだ。とはいえ、それだけの逸材であるにも関わらず、なかなか首脳陣から信頼を勝ち取ることができなかった。ベテラン投手陣らとのコミュニケーション不足や打撃に課題があることもメディア及び有識者の間では指摘されていたが、いずれにしてもこれらのさまざまなウィークポイントは大きく改善されつつあると見ていい。

 今季の巨人先発ローテーションに名を連ねているメンバーはエース・菅野智之を筆頭に全員が20代。一軍登録されている投手12人の中で30代の投手は山口鉄也とスコット・マシソンの2人のみだ。マスクを被る小林にとっては、かなり〝風通しのいい環境〟となったのではないだろうか。次々とベテラン先発陣が負傷や不調で開幕前から戦線離脱を強いられたのは戦力的に痛いように見えて、若いバッテリーの阿吽(あうん)の呼吸を助長するプラスの副作用を確実に生み出している。巨人が現在セリーグ1位の防御率3.21をマークしているのは、その何よりの証拠だ。

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