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プロ野球界に“激震”…ドラフト1位指名も入団拒否した6人。信念を貫いたスター選手たち

2023/10/21

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産経新聞社



(左から)内海哲也、江川卓、菅野智之

プロ野球 最新情報

 プロ野球ドラフト会議で指名を受けた選手にとって、ドラフト1位指名はもっとも名誉な評価である。しかし、選手にもさまざまな事情や考えがあり、入団に至らなかったケースがある。そこで今回は、ドラフト1位指名を受けたものの、入団を拒否した歴代選手を紹介する。

 

 

江川卓

出身:福島県
投打:右投右打
身長/体重:183cm/90kg
生年月日:1955年5月25日
ドラフト:1978年ドラフト1位
 
 球界を揺るがす大騒動となった江川卓のドラフト指名は、現在もなお語り継がれるほどの出来事だった。
 
 江川は、作新学院1年時から完全試合を成し遂げるなど大活躍。高校最後の夏は栃木県大会でノーヒットノーランを3度達成し、5試合無失点という無双状態で甲子園へ。
 

 
 最後は押し出し四球でサヨナラ負けを喫して甲子園を去り、阪急ブレーブス(現:オリックス)からドラフト1位指名を受けるも拒否。法政大学に進んだ。
 
 また、1977年のクラウンライターライオンズ(現:西武)からの1位指名も拒否。翌年の「江川騒動」を経て、阪神タイガースのドラフト1位指名後に読売ジャイアンツへトレードとなり、1979年から巨人でプレーした。
 
 入団後は、ルーキーイヤー以外の全てで2桁勝利、1981年には20勝を記録。最多勝、最優秀防御率、最優秀選手(MVP)といったタイトルを総なめにし、実働9年でプロ通算135勝を積み上げた。

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