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“甲子園のヒーロー”でも…プロ野球の世界では苦しむ主役6人。高校野球で輝いた現役選手たち

2023/08/19

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産経新聞社



(左から)光星学院時代の北條史也、大阪桐蔭時代の根尾昂、仙台育英時代の平沢大河

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 第105回全国高等学校野球選手権大会が、8月6日に開幕。今年も全国制覇をかけた熱戦が繰り広げられている。大会中の圧倒的な活躍により、“甲子園のヒーロー”が誕生することも多くあるが、彼らの大半がプロ入りを果たす一方で上の舞台では苦しむケースも散見される。そこで今回は、プロの世界で苦しむ“甲子園のヒーロー”を6人紹介する。

 

 

中村奨成

中村奨成(広陵高)
投打:右投右打
身長/体重:181cm/81kg
生年月日:1999年6月6日
ドラフト:2017年ドラフト1位
 
 高校最後の夏に甲子園で躍動した広島東洋カープの中村奨成は、地元である広島ファンからの大きな期待を受けながらも、思うような活躍ができていない。
 
 広陵高校で1年春からベンチ入りを果たし、背番号「20」ながら正捕手の座を掴んでいた中村。1年夏に背番号が「2」になると、高校通算44本塁打を積み上げるなど非凡な打撃センスを発揮した。
 

 
 圧巻だったのは、高校3年夏の甲子園。驚異的なペースでアーチを量産した中村は、1大会最多の6本塁打、17打点など、あらゆる記録を塗り替え、チームを決勝進出に導いた。
 
 ドラフト会議では2球団競合の末、広島への入団が決定。高卒2年目にファームで一定の打撃成績を残すと、2021年は1軍でプロ初ヒットを含む15安打を記録。
 
 だが、その後は目立った活躍がなく、今季はけがの影響で出遅れたこともあり、8試合出場で打率.091。ファームでの成績は確実に向上しているだけに、1軍で結果を残せないもどかしさが募っている。

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