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【データで選出6月月間MVP】ソフトバンク・近藤が攻守にわたる活躍で断トツの総合貢献。中日・髙橋宏が山本と同等の投球

2023/07/10

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産経新聞社、DELTA



打撃に加え守備もトップクラスの近藤。セ・トップの坂倉は捕手であることが価値あり

 守備評価には同じイニングを守った平均的な同ポジション選手と比較してどれだけ失点を防いだかを表すUZR(Ultimate Zone Rating)を使用する。しかしUZRは同ポジションの選手との守備を比較する指標であるため、異なるポジションの選手を比較する際はポジション間の補正を行う必要がある。一般的に高い守備力、もしくは独自性のあるスキルを要するポジション(遊撃手や二塁手、捕手など)を守った選手はプラスに補正をかけ、その逆のポジション(一塁手や左翼手など)はマイナスの補正をかけるといった具合だ。この守備位置補正をUZRに加えたものが守備貢献となる。
 

 
 打撃力でリーグトップクラスだった近藤は、守備でも大きく差をつけた。打撃では頓宮に僅差で届かなかったものの、守備貢献はリーグトップとなる5.5点を記録。打撃と守備ともにリーグトップクラスの活躍で、結果的に総合貢献では12球団で断トツとなっている。
 
 セ・リーグトップの坂倉も打撃だけでなく守備で差をつくった選手の一人だ。坂倉のポジションは捕手。打撃まで優れた選手は多くないポジションだけに、坂倉のような打力のある選手がいると他球団に大きく差をつけることができる。

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