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「マスゴミ」扱いでなく情報の吟味を――SMAP解散騒動から考える、野球報道の楽しみ方【えのきどいちろうのファイターズチャンネル#21】

SMAP解散騒動は、スポーツ紙の売り上げにも貢献しているという。こういう各紙の読み比べなどをして、メディアリテラシーを上げると野球報道の楽しみ方も変わってくる。

2016/01/23

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スポーツ紙が存在感を発揮

 今週は自主トレネタを予定していたが、急きょ、スポーツ紙の話にする。今日、某紙のデスクと話をしたのだが、「駅売りが売れてるんですよ!」と顔を輝かせていた。もちろんSMAPネタだ。SMAP解散騒動は色んな波及効果があったけれど、どうも週刊誌やスポーツ紙といった古いタイプのオヤジ系メディアに活気をもたらしたらしい。

「この売れ方はいつ以来だろうって話になって、オウム以来じゃないかってことになってます。みんな張り切ってますよ。もう、俺たち滅びるだけなんじゃないかってたそがれていたら、降って湧いたような騒ぎですから」

 ネットにやられっぱなしだったオヤジ系活字媒体が、やり方次第では立派に存在感を発揮できるんだと自信をとり戻した。まぁ、本稿は芸能記事ではないので、その具体的な在り様には踏み込まない。簡単に言えば芸能プロダクションとヒモつきになる媒体が出て、そこが情報や印象を操作しながらマッチポンプを行う構造だ。またヒモのついてない媒体は逆張りに転ずるか、後追いで新ネタをかぶせるかなどする。

 で、まぁ今は、そういうのは「マスゴミ」ってくくり方をされるようなんだなぁ。僕はどうなんだろうと思う。「マスゴミ」って言っちゃうともう終了でしょう。思考停止。接続遮断。ま、実際は完全に遮断できないから、ちょくちょく接して気に入らない情報にぶつかるたび「あいかわらずのマスゴミが!」ってブーブー言うことになる。その考え方はちょっとナイーブすぎる気がするんだ。

 まぁ、各媒体にはカラーもあるし、会社的なつながりもある。それから「中の人」のつきあいや関係性もある。それは一概にはいいも悪いもない。人間でいうなら「そういうヤツ」みたいな感覚だ。大事なことは「そういうヤツ」の「そういう」部分をちゃんとイメージして、そこが何を出してくるかを吟味することだ。

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shiro