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まさかの大不振…日本シリーズで「逆シリーズ男」となった5人(3)首位打者がシリーズ打率.059

2022/10/26

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産経新聞社



プロ野球最新情報

日本のプロ野球は日本シリーズに突入し、まもなく2022年シーズンが幕を閉じる。最後の総決算として行われる日本シリーズは、世間からの注目度が特に高くなる。そのため、レギュラーシーズンで活躍を見せながら、日本シリーズで成績を残せなかった選手も少なくない。そこで今回は、日本シリーズで「逆シリーズ男」となってしまった5人を紹介する。

 

 

稲葉篤紀(2007年)


 
出身:愛知県
投打:左投左打
身長/体重:185cm/94kg
生年月日:1972年8月3日
ドラフト:1994年ドラフト3位

 
 2006年に続き、2007年も優勝を果たした北海道日本ハムファイターズ。その中心にいたのが稲葉篤紀だった。
 
 ヤクルトスワローズ時代には規定3割を2度記録し、2004年オフにFA権を行使してファイターズへ移籍。打撃・守備の両面で活躍し、2006年のリーグ優勝に大きく貢献。同年の日本シリーズでは中日ドラゴンズと対戦し、5試合で打率.353、2本塁打、7打点でMVPを獲得した。
 
 2007年の稲葉は打率.334で首位打者、176安打で最多安打のタイトルを獲得。どちらの数字もキャリアハイでまさに最高の1年だった。そして日本シリーズに駒を進め、相手は再び中日ドラゴンズ。同じ相手だけに稲葉の活躍が期待されたが、最終的に5試合を戦って打率.059に終わり、本塁打・打点は0だった。
 

 
 同年の日本シリーズでは、ファイターズは5試合でわずか7得点という結果に終わった。主力の不振が、他の選手にも連鎖したことが垣間見えるシリーズといえるだろう。