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獅子は強く竜は弱い? 申年に強いチームと弱いチーム

申年を迎えた2016年。過去5度の申年では西武が3度の日本一を達成するなど強さを発揮する一方、例年安定した成績を残す中日は最下位3度と申年は苦手としている。また新庄のホームスチールなど申年のオールスターにはドラマが多い。

2016/01/05

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中日は最下位年が申年に集中

 セリーグは2001年以来となるヤクルトの優勝、パリーグはソフトバンクの連覇で幕を閉じた2015年、ひつじ年のプロ野球。申年を迎えた今年、2016年は、はたしてどこのチームがリーグ制覇、日本一の栄冠を掴み取るのだろうか。各チームの申年の成績を元に今季の成績を占ってみたい。
 
 1950年以降の各チームの申年(1956,68,80,92,2004年)の成績は以下のとおり
 
セリーグ
巨人 平均順位2位(1→1→3→2→3)
ヤクルト 平均順位2.6位(4→4→2→1→2)
阪神 平均順位3.2位(2→2→5→3→4)
広島 平均順位3.6位(5→3→1→4→5)
中日 平均順位4.4位(3→6→6→6→1)
横浜 平均順位5.2位(6→5→4→5→6)
 
 セリーグでは球団通算勝率トップの巨人が申年でも変わらずに強さを発揮。平均順位2位は11球団トップの成績となっている。その次には80年以降に強さを発揮したヤクルト、対照的に70年以前までに好成績を残した阪神、80年に2年連続となる日本一に輝いた広島と続く。
 
 目立つのは中日の低迷ぶりだ。
 前回の申年である04年にリーグ優勝しているが、その前の申年では3度連続で最下位に低迷。球団史上でも5度しかない最下位のうち3度が申年に固まっており、現行12球団のうちでは巨人、楽天に次いで最下位数の少ない中日の数少ない苦手年が申年といえるだろう。球団創設80周年の節目の年となる2016年、中日は嫌なジンクスを振り切れるか。
 
 平均勝率最下位は11球団で唯一申年のAクラス入りがない横浜。1リーグ制時代の44年も含めれば、セリーグは過去6度の申年で横浜を除く5球団が優勝を経験しており、アレックス・ラミレス新監督を迎えた今年、ベイスターズもその勢いに続きたいところだ。

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