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2年ぶり古巣復帰の脇谷亮太。新しい巨人のために背番号2に求められる役割

FA宣言をしていた脇谷亮太の巨人移籍が決まった。ベテランの復帰はチームにどのようなメリットがあるのだろうか。

2015/12/03

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貴重な内外野のバックアッパー

あの男が帰って来る。
新しい背番号は2。

2日、FA宣言をしていた脇谷亮太の巨人復帰が決まった。
2年前にFA片岡治大の人的補償選手として西武へ移籍。
今季118試合で打率.294、3本、22打点、OPS.763、得点圏打率.333。
時に3番を打ち、サウスポーも苦にせず対左にも打率321を記録した。
守備では一塁90試合、三塁10試合、外野28試合と複数ポジションを経験。
巨人時代の2010年以来の年間100試合以上出場を果たすと、プロ10年目で国内FA権を取得し、いざ東京へ。
内外野のバックアッパー、そして引退した由伸の左の代打枠を埋める存在して期待が懸かる。
とは言っても、自分以外皆ライバルのプロ野球、1軍のイスは限られている。
内野ユーティリティー枠は若手の吉川大幾、32歳の寺内崇幸らが凌ぎを削る攻防戦。
左の代打なら来季から背番号51に変更する堂上剛裕もいる。
3シーズンぶりにチームに戻る脇谷にとっても、またイチからのサバイバルが待ち受けるはずだ。

誰かが出てくれば、同時に誰かが弾かれる。
貧打に悩んだ2015年の巨人でブレイクしたのが主に1番打者として103安打を放った立岡宗一郎。
この25歳立岡の活躍により、多くの若手・中堅選手が出場機会を奪われた。
90年生まれの同級生で同じ左打ち外野手の橋本到。
ひとつ年上で同じく俊足系左打ち野手の藤村大介。
好守を武器にセンターの定位置を争う、こちらも左打ち外野手の松本哲也。
元盗塁王や元新人王も先日の契約更改ではそれぞれ減俸。
彼らは立岡がトップバッターとして定着するのと時を同じくして、1軍で出番を失っていった。
さらに今年のドラフト2位で重信慎之介(早大)が入団してくる。
この重信も六大学現役最多盗塁を誇る俊足系左打ち外野手。
正直、ここまで同タイプの野手を揃えるチーム編成は疑問だが、熾烈なポジション争いが繰り広げられることだろう。

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