“日本一”の「奪三振王」は…プロ野球通算奪三振数ランキング1～5位【NPB歴代最高記録】
2022/11/30
産経新聞社提供
第3位：小山正明 3159奪三振（実働期間1953-1973）
生年月日：1934年7月28日
身長/体重：183センチ/73キロ
投打：右投右打
経歴（高砂高-）阪神-東京-ロッテ-大洋
主に阪神、ロッテでエース格として活躍した小山。抜群のコントロールで投げる“精密機械”の異名をとった。
小山は、1953年に阪神へ入団した。2年目の54年に11勝を挙げると、阪神では56年から8年連続2桁勝利（うち20勝以上4度）、7年連続200奪三振以上を記録。村山実とのWエースを形成した。
64年にはロッテの前身球団にあたる東京オリオンズへトレード移籍。同年はキャリアハイの30勝、193奪三振、防御率2.47をマークし、最多勝に輝いた。ロッテでは9シーズンに渡って活躍を続け、退団後は大洋でもプレーした。
タイトル受賞歴を見ると、最多勝（1964年）、最高勝率（1962年）、沢村栄治賞（1962年）を1度ずつ受賞。奪三振数リーグトップのシーズンも阪神時代の62年（270奪三振）のみだが、コンスタントに数字を積み上げた。また、抜群の制球力はキャリアを終えるまで健在。無四球での完投数は、鈴木啓示に次ぐNPB歴代2位の73試合を記録した。