大谷翔平選手をはじめとした日本人メジャーリーガーを中心にメジャーリーグ・日本プロ野球はもちろん、社会人・大学・高校野球まで幅広いカテゴリーの情報を、多角的な視点で発信する野球専門メディアです。世界的に注目されている情報を数多く発信しています。ベースボールチャンネル



今季の阪神は何位ペース? プロ野球、シーズン最低勝率ランキング ワースト記録は…【セ・リーグ編】

2022/04/21

text By

photo

産経新聞社



ワースト1位:ヤクルトアトムズ(1970年)


 1970年のアトムズは33勝92敗5分で勝率は.264。今回取り上げる中では唯一の勝率2割台を記録した。二桁勝利が0人、打撃成績でも打率リーグ10傑に入る選手もなしと厳しい戦力で、7月には16連敗(球団史上最長)を喫した。また、選手の不祥事も多発。無免許運転、いわゆる「黒い霧事件」への関与、オートレースの八百長関与など暗い話題が続いた。シーズン途中に別所毅彦監督が解任されたものの、チームの建て直しは叶わなかった。

 史上稀に見る大苦戦となった1年ではあったが、オフには若松勉外野手、会田照夫投手、杉浦亨投手(のちに野手転向)らが入団。1978年の球団初優勝の際に大きく貢献する選手たちが加入し、明るい時代への足がかりとなった1年でもあった。

1 2 3 4