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故障者が出てもチーム力は落ちず。明石、福田らの活躍で示したホークス選手層の厚さ

日本一連覇を達成したソフトバンク。主軸につないだ脇役の活躍は見逃せない。

2015/10/31

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内川代役のチャンスをつかんだ福田

 そしてもう一人。内川の故障により出場機会を得て見事に結果を残したのが福田秀平だ。

 昨季は度重なる故障と手術により1軍出場なしに終わったが、今季は5月に昇格して84試合に出場。試合終盤の代走や守備固めでの出番も多かったが、出場すればきっちりと仕事をこなし、2011年からの連続盗塁記録は32まで伸ばした。

 最大の武器は足だが、日本シリーズではバットでも見せる。
 第2戦では勝利を確実にするダメ押し点、3戦目では一時同点に追いつくタイムリーを放った。厳しい牽制にあいながらも、盗塁は2個マーク。持ち味を発揮することができた。

 ソフトバンクの強さはこういった選手の活躍により、下位打線や選手交代でチーム力が低下しないところにある。むしろ、チーム内での相乗効果を生み、チーム力は上昇する。

 日本シリーズ直前に内川の離脱が伝えられ、代わって4番を務めた李大浩はMVPを獲得する活躍ぶり。スタメンに変動はあったが、より一体感を増して、初戦でいきなり全員15安打の好スタートを切ることができた。第3戦、敵地・神宮に乗り込んでヤクルト山田哲人の3連発で星を落としたものの、そのまま勢いを失うことはなかった。4勝1敗での日本一。欲を言えば、本拠地での胴上げが見たかったところだが。

 選手層の厚さで不測の事態をも乗り越えてきた。
 それぞれが与えられた役割を果たし、登りつめた頂点。誰もが主役になるチャンスを持っている。来季の主役はどんな顔ぶれだろうか。

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