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WBC準決勝で好投した侍J菅野を米メディアも高評価。活躍の一因はボールの回転数

2017/03/23

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 第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)準決勝の米国戦で先発した菅野智之投手。6回を81球、被安打3、奪三振6、与四球1、失点1と、各球団の主力選手が集う米打線相手に一歩も譲らない投球を見せた。
 
 米メディアでもその好投は注目され、MLB公式サイトでは菅野の特集が組まれた。
 
 米国代表は侍ジャパンに2-1と僅差で勝利したが、侍投手陣を打ち崩したわけではなく、ミスに付け込む形で得点を奪った。そのため、米打線に付け入る隙をほぼ与えなかった菅野、千賀滉大といった投手陣が高評価を得ている。
 
 菅野から適時打を放ったアンドリュー・マカッチェン外野手は、「菅野はとても制球力に優れていた。彼は落ち着いて投げていて、多くのヒットを打つことは難しかったよ」と、称賛のコメントを残している。
 
 また、米国ジム・リーランド監督の菅野を絶賛するコメントも報じられている。
 
「今晩の日本の先発投手(菅野)は、まさにリーグを代表する投手だった。彼は本当に良いピッチングをしていて、非常に良い印象を抱いたね」
 
 記事では、菅野が活躍した一因に、ボールの回転数の高さを上げている。直球、カーブの回転数が取り上げられており、どちらも平均以上の数値を記録していたと報じられている。そして、スピンが効いた速球が三振や多くのフライアウトを奪う一因になったと分析されている。
 
 FAの取得時期についても言及され、今までに以上にMLBから注目される存在になった菅野。WBCで好投を見せたように、シーズンでも好投を見せ続けることが期待される。