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ダルビッシュ有、6回1失点で今季7勝目! 7者連続含む毎回11Kの快投、メジャー史上最速で1500奪三振到達

2021/06/22

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 サンディエゴ・パドレスのダルビッシュ有投手は21日(日本時間22日)、本拠地で行われたロサンゼルス・ドジャース戦に先発登板。6回11奪三振1失点の快投で今季7勝目を挙げ、メジャー史上最速で1500奪三振に到達した。
 

 
 2017年シーズンに所属した古巣相手に、圧巻の奪三振ショーを見せた。

 ダルビッシュは初回、1死から四球を出すも、後続を連続三振とすると、4点の援護をもらった2回には圧巻の投球を披露。先頭のマット・バーティ内野手を82.6マイル(約133キロ)のスライダー、続くクリス・テイラー外野手を96.4マイル(約155キロ)のフォーシーム、さらにザック・マッキンストリー内野手からは86.6マイル(約139キロ)のカッターで空振り三振を奪った。
 
 続く3回も勢いのままに連続三振を奪い、7者連続三振を記録。1番ムーキー・ベッツ外野手にはソロ本塁打を献上したが、その後も崩れず、4回は2奪三振と味方の好守もあり、三者凡退に抑えた。
 
 勝利投手の権利がかかった5回も、先頭のテイラーから2桁10個目の三振を奪って3人斬り。5点リードに変わった6回には、先頭の代打スティーブン・スーザJr.外野手から86.7マイル(約140キロ)のカッターで見逃し三振を奪うと、2死から味方の失策と安打で一、三塁のピンチを背負うも無失点で切り抜け、直後の打席で代打を送られることとなった。
 
 この日のダルビッシュは、6回(99球)を投げ、被安打2、被本塁打1、与四死球1、奪三振11、失点1の成績で7勝目(2敗)。防御率2.50、WHIP0.92となっている。
 
 パドレスは、初回にマニー・マチャド内野手の3ラン本塁打などで4点を先制。3点リードの5回には、ジェイク・クロネンワース内野手の2ランで追加点を挙げ、試合を優位に進めた。投げては先発・ダルビッシュが6回1失点の好投を見せると、リリーフ陣は8回に1点を失うもリードを守り抜き、6-2で勝利。連勝を5に伸ばした。
 
 なお、スーザJr.から奪った三振で、MLB通算1500奪三振を達成。196試合登板、1220回1/3での到達は、ランディ・ジョンソン氏の206試合登板を上回る史上最速、スティーブン・ストラスバーグ投手(ワシントン・ナショナルズ)の1272回1/3を上回る史上最短記録の快挙となった。