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大谷翔平の球速は上昇傾向。米記者が分析「もう一段階ギアを上げる力がある」【海外の反応】

2021/06/18

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 ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平投手は17日(日本時間18日)、本拠地デトロイト・タイガース戦で先発登板する。球速低下を心配された時期もあったが、最近は再び球速を上げてきている。その球速回復に米公式サイト『MLB.com』のデビッド・アドラー記者が注目した。
 

 
 アドラー記者によると、大谷は4月4日から5月11日まで平均球速96.6マイル(約155.5キロ)を維持。最大球速は101.1マイル(約162.7キロ)をマークしたという。しかし、5月19日(同20日)に行われた本拠地クリーブランド・インディアンス戦では平均球速が91.3マイル(約146.9キロ)まで低下し、勤続疲労を疑われた。

 それでも、次戦の5月28日(同29日)のオークランド・アスレティックス戦では平均球速が94マイル(約151.3キロ)に回復。6月4日(同5日)のシアトル・マリナーズ戦は平均球速94.5マイル(約152キロ)、6月11日(同12日)のアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦は平均球速95.2マイル(約153.2キロ)と登板を重ねるごとに速球の平均球速が上がっている。
 
 それらのデータを分析し、アドラー記者は「大谷がもう一段階ギアを上げる必要がある時、彼にはまだギアを上げる力がある」と結論づけた。そして、球速が増せば、大谷の速球とスプリットの組み合わせは打者にとって厄介な存在になると綴った。最後に「90マイルから100マイルの球速がなければ大谷が活躍できないというわけではない。最近の彼の成績を見れば、それは明らかだ。しかし、98マイルから100マイルの球速を出すことが出来れば、さらに良くなり、彼を“二刀流”のスーパースターとしてより魅力的にする」と締め括っている。果たして、今回のタイガース戦では、どのような活躍を見せるのだろうか。