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【MLB】マーリンズ?マリナーズ?――イチロー、来季メジャー通算3000本安打はどこのチームで達成するか

日米通算安打数ではすでにメジャー歴代第2位のタイ・カッブを抜き、メジャーのみの安打数でも3000本に迫るイチロー。来年到達することが現実味を帯びてきたメジャー通算3000本安打だが、果たして来年イチローはどのチームのユニフォームを着て、その記念すべきヒットを打つのだろうか。

2015/08/21

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古巣マリナーズという可能性も?

 さて、イチローの最近の活躍とともに話題になっているのが、来シーズンの契約の可能性である。マーリンズはすでに3000本安打を期待し、イチローとの契約をもう1年更新する可能性が高いことを示唆している。大先輩として慕われているマーリンズにイチローがもう1年残留するのは、当然考えられることであり、可能性も高い。

  一方、メジャーデビューを果たし11年半ファンを熱狂させた古巣、シアトル・マリナーズに戻ることも十分考えられる、という声も聞かれる。

『Rant Sports』のチャッド・トロヤン記者もそのひとりである。かなり期待の大きかった今シーズンもプレーオフが絶望的なマリナーズ、そろそろオフシーズンのトレードや契約に関心が移る中、イチローを呼び戻すべきだ、とトロヤン記者は断言している。

Ichiro has earned nothing but respect from every team he has played for over his 15 years. He has been a class act and a leader in the clubhouse. To see him accomplish such a feat with the team he entered the league with would be a great story for MLB.
イチローはメジャーで15年間のキャリアがあるが、プレーしたすべてのチームで非常に尊敬されてきた。それぞれの球団のクラブハウスでも模範的選手、リーダーとして存在感を示した。メジャーで初めてプレーした古巣で3000本安打に到達するということは、MLB機構にとっても素晴らしいストーリーになるであろう。

 トロヤン氏はさらに、イチローがアメリカンリーグに戻ることのメリットもいくつか挙げている。マリナーズの指名打者ネルソン・クルーズはまだまだ外野手として守備もできる。
 イチローが指名打者の日はクルーズが守り、クルーズが指名打者の日はイチローが外野に入ることもできるし、代打で出場しそのまま守備固めに入ることもできる。

 今年レフトの選手の合計打率が.231と低いマリナーズにとって、外野ならどこでも守れるイチローがチームに貢献できることは確かである。さらに比較的若いマリナーズのクラブハウスでリーダー格、先輩としてチームを引率してくれることだろう。ケン・グリフィー・ジュニアも古巣に帰ってプレーできることを証明してくれた。

 イチローがメジャー選手としてデビューし有名になったマリナーズのユニフォームを再び着る、そしてメジャー通算3000本目のヒットを打つ――セーフコ・フィールドで何万人もの熱狂的なファンを酔わせる、これは考えるだけでも実に素晴らしいシーンではないだろうか。

出典:”Marlins open to Ichiro returning to pursue milestones in in 2016″ @South Florida Sun Sentinel by Craig Davis, August 16, 2015
“Seattle Mariners Are the Perfect Team For Ichiro’s 3000th Hit,” Rant Sports, by Chad Troyan, August 16, 2015

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