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菊池雄星、7回途中2失点で今季3勝目! 6戦連続QS達成、5回まで無安打投球には「影響を受けないように」

2021/05/31

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 シアトル・マリナーズの菊池雄星投手は30日(日本時間31日)、本拠地でのテキサス・レンジャーズ戦に先発登板。7回途中2失点の投球内容で今季3勝目を挙げ、チームは4連勝を飾った。
 

 
 6試合連続クオリティスタート(QS)達成と抜群の安定感を見せ、3勝目を挙げた。

 菊池は初回、本塁打メジャートップタイを走っている3番アドリス・ガルシア外野手から85.3マイル(約137キロ)のスライダーで空振り三振を奪うなど三者凡退の立ち上がり。リードをもらった2、3回も3人で片付け、試合の流れを引き寄せた。
 
 4回には、2死から遊撃J.P.クロフォード内野手の送球エラーで得点圏に走者を背負ったが、無失点。5回も三者凡退で切って取り、無安打投球を続けた。
 
 6回には先頭の8番ウィリー・カルフーン外野手に安打を打たれ、無安打無得点試合(ノーヒットノーラン)達成は絶たれたが、9番ホセ・トレビーノ捕手を三併殺打、1番アイザイア・カイナーファレファ内野手を96.7マイル(約156キロ)のフォーシームで空振り三振とし、落ち着いて後続を抑えた。
 
 しかし7回、先頭の2番ニック・ソラック内野手に安打で出塁されると、4番ジョーイ・ギャロ外野手に2ラン本塁打を献上。さらに2死から四球を与えたところで交代を告げられ、マウンドを後にした。
 
 この日の菊池は、6回2/3(104球)を投げ、被安打3、被本塁打1、与四死球1、奪三振5、失点2の成績で3勝目(3敗)。防御率3.88、WHIP1.04となっている。
 
 米公式サイト『MLB.com』によると、菊池は試合後の取材に応じ、5回までの無安打投球については、「気づいていたが、影響を受けないようにした。打者を1人1人打ち取ることに集中した。」と語った。
 
 マリナーズは、初回に5番タイ・フランス内野手の適時二塁打で先制すると、3回に2点、5回には4番カイル・シーガー内野手のソロ本塁打で追加点を奪い、試合を優位に進めた。7回には2点差に詰め寄られたが、前半のリードを守り切り、4-2で勝利。レンジャーズとの4連戦を4連勝でスイープした。

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