大谷翔平選手をはじめとした日本人メジャーリーガーを中心にメジャーリーグ・日本プロ野球はもちろん、社会人・大学・高校野球まで幅広いカテゴリーの情報を、多角的な視点で発信する野球専門メディアです。世界的に注目されている情報を数多く発信しています。ベースボールチャンネル



Home » メジャーリーグ最新情報 » ダルビッシュ有 » ダルビッシュ、4者連続三振も6回につかまり今季4勝目ならず「初回から体が重かった」

ダルビッシュ、4者連続三振も6回につかまり今季4勝目ならず「初回から体が重かった」

2021/05/07

text By

photo

Getty Images



 サンディエゴ・パドレスのダルビッシュ有投手は5日(日本時間6日)、本拠地ピッツバーグ・パイレーツ戦で先発登板。5回2/3を2失点の成績を残すも、6回に崩れ今季4勝目とはならなかった。試合後にダルビッシュが自身のプレーを振り返っている。米紙『デトロイト・フリー・プレス』が報じた。
 

 
 ダルビッシュは初回を三者凡退。2回は2死後に四球とワイルドピッチで走者を得点圏に背負ったが、7番ハンター・オーウェン外野手を83.3マイル(約134キロ)のスライダーで空振り三振に仕留めピンチを脱した。

 3回も無失点で終えると、続く4回には1死から4番コリン・モラン内野手、5番ジェイコブ・スタリングス捕手の連続安打で一、二塁とされる。それでも後続を断ち、難を逃れた。
 
 5回は先頭の8番ケビン・ニューマン内野手を78.6マイル(約126キロ)のナックルカーブで三球三振に仕留め、9番JT・ブルベイカー投手にはフルカウントから84.3マイル(約136キロ)のカッターで空振り、さらに1番アダム・フレイジャー内野手は95.3マイル(約153キロ)のシンカーで見逃し三振に切って取り、前の回から4者連続三振と圧巻の投球を見せた。
 
 しかし6回、先頭の2番ブライアン・レイノルズ外野手に左翼へソロ本塁打を打たれると、なおも連続安打で無死一、三塁のピンチを迎える。1死二、三塁と場面は変わり、6番カーイ・トム外野手に犠飛を打たれて同点とされた。そして、次打者に死球を与えたところで降板となった。
 
 この日のダルビッシュは、5回2/3(98球)を投げ、被安打6、被本塁打1、与四死球2、奪三振8、失点2の成績。防御率2.27、WHIP0.94となっている。試合後にダルビッシュは「初回から、最初のイニングから最高の気分ではなかったと思う。体が少し重かった」と答え、本調子でなかったことを明かしている。