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大谷翔平、暴投などで失点も続投。エンゼルス指揮官が厚い信頼「彼が投げたボールや数字を見ればわかる」

2021/04/07

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 ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平投手は4日(日本時間5日)、シカゴ・ホワイトソックス戦で「2番・投手」としてスタメン出場。5回に暴投で失点を喫した場面があったが、ジョー・マドン監督は続投させた。その理由について答えたと、米紙『サンバーナーディーノ・サン』が報じている。
 

 
 打者・大谷は初回1死の第1打席でホワイトソックスのディラン・シーズ投手の初球の97マイル(約156キロ)直球を豪快に振り抜き右中間スタンドに吸い込まれる先制ソロ本塁打を放った。投げては最速101マイル(約163キロ)の剛速球と切れ味鋭いスプリットなども冴え渡り、4回までホワイトソックス打線を無失点に抑えた。

 しかし、5回2死満塁のピンチに自らの暴投で失点。制球に乱れが生じていたが、そのまま続投し、打席のヨアン・モンカダ内野手を三振に打ち取るも、守備のミスなども重なって二者が生還し、たちまち同点に。走者と交錯するアクシデントもあり、ここで降板となった。
 
 大谷を同点に追いつかれるまで続投させた理由についてマドン監督は「彼が投げているボールや数字を見れば、非常に良かったことがわかる。あの場面で90球投げていたとしても、自信をもって他の投手を投入することはできなかった」と語り、投手としても大きな信頼を寄せていることを明かした。