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ドジャース、32年ぶりワールドシリーズ制覇 ベッツが大車輪の活躍、継投策が勝敗分ける【MLBワールドシリーズ】

2020/10/28

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 MLBワールドシリーズ「ロサンゼルス・ドジャース対タンパベイ・レイズ」の第6戦が27日(日本時間28日)、グローブライフ・フィールドで行われ、ドジャースがレイズを3-1で下し、32年ぶり3度目のワールドチャンピオンに輝いた。
 

 
 3勝2敗と王手をかけてこの日の試合に臨んだドジャース。トニー・ゴンソリン投手が先発のマウンドに上がった。
 
 世界一をかけてマウンドを託された右腕は初回、先頭のチェ・ジマン内野手を3球三振に仕留める最高のスタートを切った。しかし、続く2番ランディ・アロザレーナ外野手を迎えると、1ストライクからの2球目、外に逃げるスライダーを右方向に軽々弾き返され、打球はライトスタンドへ一直線。先制点を献上した。またゴンソリンは、後続をゼロに抑えたものの、本調子とは程遠い状態で、2回途中で降板した。
 
 打線は、レイズの先発左腕ブレイク・スネル投手の前に5回まで無得点。一方ドジャースも、2回以降の短い継投策が実り、スコアボードにゼロを並べ続けた。
 
 膠着状態となった試合が動いたのは6回、ドジャースは1死からオースティン・バーンズ捕手がスネルから中前安打を放ち出塁。続くムーキー・べッツ外野手の前にレイズの継投を引き出した。マウンドにあがったニック・アンダーソン投手に対し、ベッツは二塁打を放ち不安定な立ち上がりをみせるアンダーソンを攻め立てた。
 
 1死二、三塁となり続くコリー・シーガー内野手の打席では、アンダーソンのワイルドピッチでバーンズが生還。1-1の同点とすると、さらにシーガーが放った一ゴロの間に、ベッツが本塁へ突入。迫真のヘッドスライディングで本塁を陥れ、ついに逆転に成功した。
 
 ドジャースは8回にも、ベッツのソロ本塁打で1点を加えると、9回はフリオ・ウリアス投手が3人で締め、ワールドシリーズを制覇した。
 
▽レイズの新人アロザレーナはメジャー記録更新
アロザレーナは、今プレーオフ10本塁打目(シリーズ3本目)で、自身のメジャー記録をさらに更新。安打数も29本を数えこちらもポストシーズン最多安打記録となっている。
 
 
【MLB】2020年ポストシーズントーナメント表