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エースの快投でチームは独走態勢へ ダルを抜き日本人最速MLB通算20勝目に到達した田中将大

ヤンキース・田中将大が23日のオリオールズ戦に先発。7回2/3を投げ、5安打3失点で7勝目。チームは4連勝で貯金を今季最多の12とした。

2015/07/24

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8回途中まで101球、3被本塁打も無四球と好投

 ヤンキース・田中将大が23日のオリオールズ戦に先発。7回2/3を投げ、5安打3失点で自身3連勝となる7勝目を手にした。

 チームは序盤の大量得点も生かし、9-3で快勝。オリオールズ3連戦をスイープし、前カードから4連勝で貯金を2013年5月25日以来、789日ぶりとなる今季最多12に積み上げた。

 田中は序盤から制球が安定し、無四球投球。効率的に打者を仕留めイニングを重ねた。

 イニングごとの投球数を振り返れば、初回から12、11、11、13、13、14、16、そして2死から降板した8回が11球。3試合連続の100球超えとなる計101球の内訳は実にまんべんなく、最後までテンポよく投げ抜いた。

 ただ、結果的に降板することとなった8回、思わぬ事故が待っていた。1死からJ・J・ハーディに左中間ソロを被弾。次打者を打ち取り2死としてから、今度はマニー・マチャドにも左越えソロを浴びた。これで降板を告げられた。2回にクリス・デービスに食らった右越えソロを含め、結果的に3失点全てがソロ本塁打だった。

 田中は6月21日のタイガース戦で、日米通じてプロ初となる1試合3被本塁打。続く同月27日のアストロズ戦でも、2試合連続3被本塁打したばかり。それまで8年間のキャリアで一度もなかった3被本塁打を、わずか2カ月間で3試合も喫することとなった。

 田中も試合後、自身の公式ツイッターアカウントでこうつぶやいている。

「良い投球が出来てたけど8回の投球で台無しにしてしまいました。しかしチームが勝って何よりです。またしっかりと調整していきます!」

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