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野球大国アメリカで審判員を務めるサムライ2人を紹介 厳しい状況にある2つの理由とは【日本人マイナーリーガー紹介#4番外編】

2020/05/15

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日本人審判員に立ちはだかる2つの壁…打ち勝つことはできるか

 異国の地で、言葉の壁や文化の違いもありながらキャリアを積む2人の日本人審判員たちにとって、これから障害となる要素は主に2つありそうだ。まずは現在拡大している新型コロナウイルス感染症により、開幕のめどがたたないこと。そして、機械審判導入の流れだ。
 
 未曽有の感染症拡大により、見通しの立たない厳しい状況にあるマイナーリーグ。すでに、約40チームを今オフに削減する可能性が濃厚だ。この状況において、審判員の枠争いが過熱化すること、さらには外国籍の審判員の処遇がどうなるか、という懸念もある。
 
 2点目の機械審判導入については、まだ未確定な要素が多く、現時点で予想を立てるのは困難だ。しかし、マイナーリーグでは様々なルールが実験的に導入される場。人間の審判が完全に排除されずとも、常に新たなシステムに順応していくスキルが求められそうだ。
 
 国境を越え、大きな挑戦を続けている2人にとって、厳しい状況であることは否めないだろう。しかし、過酷な状況には幾度も打ち勝ってきた2人であることも同時に、確固たる事実だ。困難を乗り越えた先に、素晴らしい光景が待っていることを期待したい。
 
 

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