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レッドソックス、傘下マイナー選手が新型コロナ検査で陽性 キャンプ地離れてから感染か。球団施設は活動停止

2020/03/25

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当該選手は順調に回復。球団は14日から3日間にかけて本拠地フェンウェイ・パークを徹底清掃

 ボストン・レッドソックスの傘下マイナーリーグの選手が、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の検査で陽性反応を示したことが分かった。米メディア『ザ・プロビデンス・ジャーナル』が24日(日本時間25日)、伝えている。
 

 
 新型コロナウイルスの感染が米国内で広がりを見せ、メジャーリーグはレギュラーシーズン開幕が延期されているが、この日レッドソックスのマイナー選手が検査で同ウイルスの陽性反応が出ていたことが分かった。
 
 同サイトによれば、当該選手は検査結果を自宅で知ったといい、球団施設ジェットブルー・パークでのトレーニングは3月15日(同16日)を最後に、その後スプリングトレーニング(春季キャンプ)を行っていたフロリダ州フォートマイヤーズを出発していた。
 
 球団はこれを受けて「選手の陽性反応と出発のタイミングを考えると、フォートマイヤーズを離れてから新型コロナウイルスに感染した可能性が高い」と発表。それでも、「十分な注意を払って、球団はフェンウェイ・サウス(キャンプ地の本拠地球場)をきょうから少なくとも2週間は全ての活動を停止させる」と入念な措置を取ることを示した。
 
 なお、当該選手については順調に回復しており、レッドソックスはMLBが推奨するプロトコル、CDC(米国疾病予防管理センター)のガイドライン、地域の医療に関する公衆衛生勧告に従って今後も注意を払っていくとしている。一方、選手のプライベートを尊重するため、これ以上の状況についてはコメントしないとした。
 
 レッドソックスは13日(同14日)にMLBから許可されたキャンプ地に留まるか、本拠地の都市に行くか、自宅に行くかの選択肢を受け、少なくとも23人がワークアウトに参加していた。それ以前の4日(同5日)にはパンデミック対策として独自の内部団体を結成し、翌日から清掃および行動手順を示した対応を開始。14日から3日間にかけてはマサチューセッツ州にある本拠地フェンウェイ・パークの徹底した清掃を実施していた。
 
 メジャーリーグではレッドソックスと同地区でフロリダ州タンパでスプリングトレーニングを行っていたニューヨーク・ヤンキースの傘下マイナー選手2人が新型コロナウイルスに感染。いずれの選手も順調に回復している報道が伝わっているが、これ以上の感染拡大を防いでいきたいところだ。